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年々変化する大学入試

年々変化する大学入試に対して、的確なアドバイスをしてくれるチューター(クラス担任)は、いまの受験生にとって不可欠な存在です。まず、こうした、生徒の志望校に応じたチューター(名称はこれに限らない)がいるかどうかを確認しましょう。もし、自分に、決まったチューターがいないばあい、進路指導、学習指導は、だれがしてくれるのか、それをしっかり知っておく必要があります。気に入った授業だけに出て、受験校は勝手に自分で決めて、その挙げ句、浪人を繰り返してしまう生徒は多くいます。進歩するために自己修正するには、やはり客観的な視点が必要です。とくに、大学受験界では、「これさえやっていれば、この大学にうかる」式のデタラメな神話がはびこりがちです。ですから、余計に平衡感覚と客観的な情報をもったアドバイザーに、定期的に相談する必要があるのです。

自分が一方的にしゃべる

自分が一方的にしゃべるだけで、じっくり子どもの意見を聞く姿勢が親に欠けていると、子どもは無口になってしまい、受け身的な行動をとることがある。会話が上手な親というのは、相手(子ども)の考えを上手に引き出すことができるものだ。話し上手よりも聞き上手の方が、良い親子関係を持てるのではなかろうか。本当の親子の話し合いとは、子どもにいろいろしゃべるように仕向け、親自身は質問やアドバイスを時々はさむぐらいにすることである。子どもと上手な会話ができる親は、賢い子どもを育てることは明らかだ。ドリルや問題集を強制的にやらせる前に、はたしてキャッチボールのような親子の会話ができているかどうか、各家庭で点検してもらいたいと思う。このような会話によって、EQの7つの要素が向上することも知っておくとよい。

心理学の流れ

心理学の流れが「実験心理学」で、「認知心理学」はその中の一つです。実験心理学というのは、犬を実験台にしたパブロフの実験がそうですが、よく行われるのは犬や猿に、たとえばボタンを押すと餌が与えられるようにしておくと、犬(あるいは猿)がそれを覚えて、ボタンを押すようになるのです。早く押せば優秀なわけですが、押すまでにどれだけ時間がかかるかを調べたりします。さらにそれを複雑にして、今度は迷路を突破したら餌を与えるようにして、それができたら報奨、できなかったら罰を与えたらどう反応するか、といった実験をするのです。人を使って実験することも可能で、タバコを吸う人と吸わない人を集めて、両者に課題を与え、どの程度の学力差があるのかなどをデータ化したりします。たとえば、東大生を五〇人、タバコ派と禁煙派半々で集めて、それぞれに「世の中でタバコ好きの人はどのくらいの割合か」というアンケートをとるわけです。するとタバコ派からは、「タバコ好きが多い」という結果が出ます。一方の禁煙派は、「禁煙派が多い」と答える傾向が認められます。この結果から、人というものは、自分の立場から物事を推論することが確認されます。すなわち無意識のうちに推理がゆがめられてしまうのです。こうした心の動きをまず数字に出る形で明確なものとして、そのメカニズムを科学的に解明するのが、実験心理学の骨子といえます。